サダコの爆笑闘病生活(2)
大腿骨骨折をして入院した母サダコの言動がおかしい。
病院で出された食事を悠作兄の奥さんが持って来た物かと
勘違いして「姉さまが作ったんやけー、頑張って食べる!」と
口にかき込む。「違うよ。ここは病院。病院の食事でしょ。」と
言うが分からない様子。
サダコがおかしくなちゃた!!と思わず涙がこぼれる。。。
聞けば、高齢者は環境の違いや入院等がきっかけで認知症
になる場合もあるとのこと。ひょっとして・・・と不安になる。
翌日行くと、酸素マスクをしていた。
きくしゃんに気付くと、真顔でサダコは言った。
「牛乳出ますよーって看護婦さんが言うから、待ってたけど
出てこんのよねぇ。どこから出るんじゃろうかとマスクを持って
見ていたら、煙みたいなものが出てきた。」
きくしゃん。思わず吹き出した。
看護婦さんの「吸入しますよー」が
「牛乳出ますよー」に聞こえたのである。
まだまだ、食欲のあるサダコを見て大丈夫だと安心して
帰るきくしゃんであった。