おブタ様の皮を・・・

7年前の今頃は、山口から遥か離れた埼玉の病院に入院していた。

天然長女ちゃんの短大卒業式を終え、次女ちゃんの高校の

入学式前のホッとした時期であった。

長女のアルバイト先に挨拶でもと思い、焼き鳥屋さんへ行った

時の出来事である。

ストーブにかけてあったやかんの熱湯をかぶる事故に遭ったのだ。

挨拶に伺い、数時間後、きくしゃんは初めて救急車に乗った。

両足の太腿からくるぶしまで、一瞬にして大やけどしたのだ。

どこに行っても、お騒がせなきくしゃん。ほんとにすみません・・・。

思いの外、ひどくて皮膚の移植手術を受けることになった。

手術を受けるまでの治療は想像をはるかに超えるものだった。

2日に1度のお風呂の日。古い皮膚を洗い流し、清潔にするというもの。

ああ!今、思い出してもぞっとする。。。

我ながらよく頑張ったものだ。

手術は背中とお尻から掌5枚分位剥ぎ取り足に移植。

まぁ、自給自足なので人に迷惑をかけなくて済んで良かった!

剥がされた背中とお尻には、しばらく、ブタの皮を貼ってあった。

おブタ様には大変お世話になった。

山口へ帰ってみると話は変っていて、きくしゃんはブタの皮を

移植したことになっていた。

まぁ、きくしゃんの皮もブタの皮も似たようなもんだわね(笑)