赤い花

 

夏のような日差しが眩しい午後に母サダコを散歩に連れ出した。

 

室内ばかりでは季節が変わったのも分からないものね。

 

きくしゃんの「外へ行くよ〜!」の一声で、

 

サダコのテンションはいきなりUPする(笑)

 

いざ!しゅっぱ〜つ

 

花を求めて蝶々のように、いえ、蛾(笑)のように、(*^_^*)

 

あちらへこちらへと車イスを押す。

 

目が薄くなったサダコの目には赤が目飛び込んで来るようだ。

 

赤い花、赤い花。。

 

綺麗だね〜

 

淡い色を見せても、あまり気に入らないようだ。。

 

「赤、あか、あ〜か。。あった〜」と指さした方向に目をやると、

 

それはポストだった。。(^_^;)

 

確かに赤い(笑)

 

言ったサダコもすぐに気が付いて、一人で受けていた。

 

イヒッ!イヒ、イヒッ

 

いつまでも、箸が転んでも笑える年らしい。。(;一_一)

 

「はい!ヤクルト飲んだら帰ろうね。」