忘れ物グランプリ王者☆

【画像:235640.jpg】

 

いつものように、母サダコの洗濯物を取りに施設へ行った。

 

一日中、車いすで過ごすサダコの足は、

 

どうしても、むくみがきてしまう。

 

足を押さえると低反発枕のようにジワッ〜と跡がついてしまう。

 

行く度にもんでいたら、最近は少し柔らかくなってきた。

 

今日も話しを聞く間中もんでいた。

 

いつもと同じ昔話が始まる。

 

「同じ会社に入っていた姉さまは16で死んでしもうて。。

 

わたしゃ14で死んだんだよ〜。。」

 

「はっ???じゃあ、この足は誰?」(笑)

 

気がついたサダコは急に笑い始めて止まらない。

 

「ありゃ〜。。わたしゃ〜91歳も生きちょったんじゃった〜」(笑)

 

自分が死んだか生きたかも忘れるなんて\(◎o◎)/!

 

きっと、死ぬのも忘れるね(笑)

 

次に来た時は頭をもんであげよう。

 

高反発するんだろうなぁ〜(笑)