母のこと

幼い日の思い出。



台所で使ったお湯を畑にかけていた。



「お湯かけるよ〜のきや〜」と声をかけて、母サダコが捨てていた。



「なんで?」と問うきくしゃんに



「みみずやら色んな生き物が畑にいるから」と返ってきた。



なるほどね。この世界人間だけのものではないものね。



何気なく、



大事なことは母の姿が教えてくれるのだね。



母は偉大な教育者であった。



雨の音を聞きながら今日は、



いつもと違うサダコを思い出した。



なんだか、心がきゅんとした。







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     (心にしみる音がするオルゴール)



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