猫とオレ

おじゃるの事から猫にまつわる思い出を。。



昔からきくしゃん家では猫を飼っていた。



猫と生活していない期間はほとんどない。



多い時は4,5匹いたようにも思う。



亡くなった父も大好きだった。



父は仕事に出る時も帰って来た時も



猫の熱烈歓送迎に合っていた。



こんな風で、母サダコは猫の守と



小さなよろずや屋とで家を留守にすることが



できなかった。



東京に出た悠作兄が大病をした時、



サダコに来て欲しいと頼んだらしい。



父親同然の悠作兄が母に頼み事をしたのは



おそらく初めてであっただろうと思う。



よほど、心細かったに違いない。



新婚の悠作ママも随分心痛したことだろう。。



遠く離れたきくしゃん達はよく事情が分からなかった。



初めての息子の頼み事に



サダコは「猫がおるけー行かれん。」だった。



愕然とした悠作兄。



「猫とオレ、どっちが大事なんか!」と言った。



その言葉に目が覚めたのか、突如様子は一変。



サダコはもちろんのこと、兄弟総出で行くことになった。



当時の東京、一生に一遍いけるかどうかと言う時代。



弟なんか首からラジカセぶら下げて東京見物丸出しの様子。



皆んなの顔はヘラヘラ。目的を完全に見失っていた。(笑)



無事に事なきを得たので今では笑い話になっているけど、



猫とオレ。。このセリフ言った兄の心境を考えると、



複雑な思いに駆られることがある。



サダコ外一同「あの時はごめ〜ん。」(反省中)



どっかヘンな悠作ファミリーの思い出です



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